不動産会社を変えたい!契約を解除するタイミングと注意点
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家の売却を依頼してみたものの、
- 思うように家が売れない
- 不動産会社の対応に不信感を持ってしまった
- やたらと買取をすすめてくる
などの理由で、不動産会社を変えてしまいたいと思うこともあるでしょう。
ただ、一度契約してしまった不動産会社を変更するのは中々勇気のいることです。
ためらってしまう方のほうが多いと思います。
しかし、「不動産会社を変えたいという」明確な理由があるのであれば、
ズルズルと契約を続けるべきではありません。
はっきりと契約の解除を申し込むべきです。
忙しい方は目次からどうぞ
不動産会社との契約を考え直すべきケース
不動産会社に対して不信に思っている点がある場合、はっきりとその旨を伝えることで業者側の対応が変わることもあります。
不満を言うと逆ギレのような態度を取る営業マンもいますが、そのような会社と取引する理由は見つかりませんので、そういった場合は契約の解除で問題無いでしょう。
不動産会社は、意外と横のつながりがしっかりしています。あまり不動産会社をコロコロと変えてしまうと、悪い噂が業界内に広まってしまい、家が売りにくくなてしまうという危険性があることも知っておいてください。
では、「どのような場合に不動産会社との契約を考え直すべき?」なのでしょうか。
しつこく買取をすすめてくる
まだ、媒介契約を結んだばかりなのに、やたらと買取をすすめてくる不動産会社もいます。
実は不動産会社にも、「賃貸に強い」「仲介に強い」「買取が得意」など得意分野と不得意分野があります。
買取を勧めてくる業者というのは、「買い取るのが得意な業者」の可能性が高いです。
買取が得意な不動産会社というのは、
- 買い取った土地に新築を建てて売る
- 中古物件を買取り、リフォームして売る
ことによって利益を上げています。
仲介業者というのは、売主さんと買主さん売買契約が一番の目的です。ましてや、買取なんかは相場の6割程度の値でしか買い取ってもらうことはできません。
「どうしても家が売れず、仕方なく最終的に不動産会社が買い取る」というのならまだ分かりますが、最初のうちから買取を勧めてくる不動産会社は疑ってかかるべきです。
やたらと値引きをすすめてくる
不動産会社の営業マンの中には、執拗に値引きを迫ってくる営業マンがいます。
たしかに、値引きをするのは家を売る上でのテクニックのひとつですが、
- 好条件の物件で同価格帯の家が他にもあり、売り出してはみたものの反応が薄い
- 近い将来に土地の下落が予想されていて、値引きをしてでも今、売り抜いたほうが結果的に得をする
- もう少し値を下げれば買ってもいいという買主が存在している
など、値引きをすすめる根拠が必ずあるものです。
なので、あいまいな理由で値引きを強く迫ってくる営業マンは、
- ノルマをこなすため、早く家を売って手数料が欲しい
- 家を売る経験や技術に乏しく、値引きすることでしか家を売ることができない
場合が考えられます。
しつこく値引きを要求されたら、値引きする根拠をしっかりと説明してもらい、
その理由に納得できない場合は、不動産会社の変更を考えるべきでしょう。
不動産業者の対応が不親切
不動産会社の対応に不信感を持ってしまうケースも多くあります。
多くは、
「自分の家が売れそうなのか、今はどこまで進んでどんな状態なのか分からない」
という理由がほとんどです。
専任媒介契約では2週間に一度、専属専任媒介契約では1週間に一度、不動産会社は売主さんに売却活動の報告をする義務があります。
「売りには出していますが、内見希望者はまだ出てきていませんね」
この一言でも報告の義務は果たしたことになります。
しかし、たったこれだけの報告で、何が分かるのでしょうか?
報告というものは、仲介業務の実施状況(販売活動の状況など)を依頼者へ詳細に説明するものです。
いわば、不動産会社と売主さんが家を売るための戦略的なミーティングみたいなもの。
- 情報提示の内容(店内掲示・現地看板の設置・チラシの配布・PR情報誌への掲載など)
- PR情報誌に掲載したのであれば、掲載開始の時期や期間など
- 折衝状況・問合わせ状況の内容(電話が何件、来店が何件、内見が何件など)
- 現時点においての競合物件の状況と不動産会社の見解
などを、きちんと不動産会社は依頼主に報告すべきなのです。
不動産取引というものは、お互いの信頼関係が非常に重要な取引です。
不動産会社の対応に不満が残る場合は、その旨をしっかりと先方に告げ、対応が変わらない場合は、他の不動産会社を探すタイミングといえます。
不動産会社との契約を解除するタイミング
不動産会社との契約を解除するタイミングについてですが、
媒介契約の解除を申し込むタイミングとして一番適切なのは、
媒介契約の期限が切れる時期です。
媒介契約の更新は、売主が更新する旨の書類を不動産会社に提出することで、契約の更新がなされます。
逆にいうと、この書類を提出しなければ契約の更新はされず、契約は自動的に解除されます。
とはいうものの、何も言わずに契約を解除するというのは相手に対しても失礼です。
媒介契約の期限が切れる時期になると、不動産会社の方から「契約を継続しますか?」と聞いてきますので、その際に「契約を解除したい」とはっきりと伝えましょう。
媒介契約期間中に契約を解除する場合は注意が必要
不動産会社との契約を解除するタイミングは、契約期間が切れる時期が一番よいのですが、「今すぐにでも契約を解除したい!」という場合もあるかと思います。
契約期間が残っているのに契約を解除できるのか?という点なのですが、結論を言えば「契約は解除することが可能」です。
しかし、契約期間中に契約を解除する際には少し注意が必要です。
契約期間中の契約解除は違約金を請求される場合も?
不動産会社に重大な落ち度があり、契約解除を申し出た場合は、不動産会社も契約の解除には応ぜざるを得ないでしょう。
しかし、ただ単に「不動産会社が気に入らない」「不信感がある」という理由では、はっきりと不動産会社に非があるとはいえません。
このような理由で契約解除された場合には、不動産会社はあなたに「今までの販売活動にかかった経費を請求する」ことができます。
売却活動にかかった広告費や活動費を算出して、違約金として請求できるということです。なお、契約期間の満了により契約が解除された場合には、違約金を請求されることはありません。
次の不動産会社選びは慎重に
媒介契約解除後は、新たな不動産会社と契約する必要があります。
不動産会社選びのコツとしては、
複数の不動産会社に査定依頼をして、応対や査定価格を比較すること。
「良い」「悪い」というものは、比較対象になるものがないと判断できません。必ず複数社に査定依頼をして、業者を比較するようにしましょう。
現在は、不動産一括査定サイトのような便利なサービスがありますので、上手に活用して信頼できる不動産会社を見つけましょう。
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お客さまが口を揃えておっしゃるのが、
不動産会社によって査定価格が全然違う・・・
ということ。
中には極端に安く見積る会社もあって、「何も知らないであそこに売ってたら大変なことだった」と、ヒヤッとされるお客さまも。
そうならないためにも、家や土地などの不動産を売却するときには、必ず複数の不動産会社から査定をしてもらうことがとても大切です。
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