家を売るときに知っておきたい「3つの査定」とは

家を売るための基礎知識

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みさえ
一口に不動産の査定といっても、実は3通りの査定価格があるんです。

家を売るときには、必ず通る道である「査定」。査定というとどれも同じように思ってしまいますが、実は査定価格には、3通りのパターンがあります。

忙しい方は目次からどうぞ

家の査定には、3つの査定があることを知っておきましょう

では、これから不動産の3つの査定価格についてご説明いたします。

販売査定(高め)

販売査定とは、チャレンジ査定ともいえるかもしれません。物件の魅力を最大限に評価した査定価格のことです。

しかし、よほど物件に惚れ込んでくれる買主さんが現れないかぎり、この価格で売るのはかなり厳しいといえます。

また、媒介契約が欲しい不動産会社がわざと販売価格を提示してくることがありますので、査定価格があまりにも高い場合には、根拠をきちんと説明してもらうようにしましょう。

標準査定(平均的)

標準査定とは、近隣の売却事例や相場と照らし合わせて、3ヶ月以内で売れるであろう現実的な価格を割りだした査定です。

ある意味、標準査定価格を出してくる不動産会社が一番良心的で信頼できる不動産会社だともいえます。

家は、なかなか相場以上の価格で売れるものではありません。少しでも家を高く売りたいというのであれば、標準査定よりちょっと高く売ることを目指すことが、現実的で可能性も高いです。

買取査定(低め)

不動産会社や業者が買い取る価格です。この査定価格は実際「この金額で買取りますよ」という価格ですので、嘘偽りのない即決価格です。

実際には、相場より3割程度安い場合が多いです。早急に家を売らないといけないケース以外は、買取はおすすめできません。

実は、以前に私の親戚が死別した配偶者から相続した土地を売却したことがあります。少し田舎の土地でしたので、700万で建売住宅を販売する会社との交渉がまとまったようです。

あとから調べてみたのですが、周辺相場からすると、あと200万は高く売れていたはずでした。田舎とはいえ、周辺環境や立地は悪くなかったので。

売る前に相談してくれればよかったのですが、息子が遠方から帰省したときに、あわてて不動産会社を探して叩き売ってしまったそうです。残念です。

更地であれば、注文住宅を建てたいと思っている方に一定の需要がありますので、仲介で一度売り出すべきでした。案の定、数ヶ月後には、その土地に何棟かに区分けされた分譲住宅が建てられ、売りにだされて完売していました。

最初から買取を希望するかたはあまりいないと思いますが、買取は最後の手段と思うようにしてください。

高額査定には気をつける

お金と電卓と通帳

査定価格というものは、どうしてもバラつきが出てしまうものです。

100万、200万の開きというのは、結構あるものなんですね。不動産を売却するときには、必ず複数社から査定をしてもらわないというのはこういう理由からです。

しかし、明らかに相場からかけ離れた高額査定には気を付けてください。上でいう「販売査定」ですね。

これは大手不動産会社に多いのですが、「うちは大手だからこの価格で売ることができるんです」というセールストークをよく聞きます。でも、それって家が高く売れる根拠にまったくなっていませんよね?

家を購入する人は、好き好んで相場以上の価格を出すとは思えません。逆に全員といっていいほど、相場以下で購入することが出来たらラッキーだと思っています。

相場以上で売れるケースというのは、どうしてもそこの土地で家を持ちたいと思っている買主さんが現れた場合のみです。

「どうしても息子夫婦を同じ町内に住ませたい」とか、「子どもの校区がどうしても○○小学校校区がいいのでここしかない」とかいう場合です。

そういった場合は、その物件を買い損ねてしまうと、次にいつ同じような条件の物件を購入できるか分からないので、買主さんから「もう少し上乗せしてもいいので、どうしても自分に売ってほしい」と交渉が入ることもあります。

ただ、家を査定する段階では、そのような買主さんが現れるかどうが不動産会社には分かりません。なので、高額査定を出してきた会社には、査定価格の根拠をきちんと説明してもらうようにするべきなのです。

査定価格にまどわされず、適性価格での売却をめざしましょう

家を売るときに一番ストレスの無い売り方は、「適正価格でなるべく早めに売る」ということです。

家の売却には、内見など神経をつかう場面も多いですし、家がなかなか売れない、問合わせが来ないなどは、精神的にもダメージが蓄積されていきます。

相場か相場よりもちょっと高く売り抜けるということが、一番賢い不動産売却のやり方です。

不動産のプロでも高く売ることはなかなか難しい

アメリカの調査会社が、不動産会社の営業マンに対して行った調査の結果に、興味深いデータがあります。

不動産会社の営業マンが、実際にお客さんの家を売った価格と自分の家を売った価格にどれくらいの差がつくのかという調査です。

結果は、不動産会社の営業マンが自分の家を売った場合、お客さまの家を売った価格よりも、平均で60万円ほど高く売っていたという調査結果となっています。

不動産の売買のプロでもこの程度なのです。

まさに、相場よりもちょっと高い価格で売るのがベストだと不動産会社の営業マンは言っているようなものだと思いませんか。

とはいえ、60万円という金額もバカにはできない金額ですので、あなたの家をきちんと適性に評価してくれて、少しでも高く売るために最大限の努力をしてくれる、誠意のある不動産会社を探すようにしましょう。

不動産の査定は一括査定サイトがおすすめ

当サイトでは、これらのことをふまえ、不動産の売却の際には、不動産一括査定サイトの利用をおすすめしています。

その理由については、この記事をご覧ください。

【ぶっちゃけ話】不動産会社に直接、査定依頼をしてはいけない理由

まとめ

何気なく出される査定書の査定価格にも、3通りの査定があるのを分かっていただけましたでしょうか。

実際に査定依頼をしてみると、不動産会社によって物件に対する考え方、査定価格の算出方法などが違っているのが分かってもられると思います。

家を売る側としては、出された査定価格がどんな意図を持って出されたものかを見抜く力を持つことも大切なのです。
ダメ出しをする不動産会社OL【ぶっちゃけ話】不動産会社に直接、査定依頼をしてはいけない理由
※業界内では言えない話しです。こっそりと読んでください。

 

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家を高く売るなら不動産一括査定

私が働いている不動産会社にも、不動産一括査定経由のお客さまが多くいらっしゃいます。

お客さまが口を揃えておっしゃるのが、

不動産会社によって査定価格が全然違う・・・

ということ。

中には極端に安く見積る会社もあって、「何も知らないであそこに売ってたら大変なことだった」と、ヒヤッとされるお客さまも。

そうならないためにも、家や土地などの不動産を売却するときには、必ず複数の不動産会社から査定をしてもらうことがとても大切です。

不動産会社の立場から言えば、直接お店に来店いただければ嬉しいところですが、査定依頼を1件1件不動産会社を回ってやっていくのは大変です。

好きな不動産会社を複数選んで簡単に一括で査定依頼ができる、不動産一括査定がやっぱり便利ですね。

そこで、不動産会社の登録が多く、使いやすくて安心できる不動産一括査定をおすすめ順に並べてみました。家の売却を検討する際にはぜひ参考にしてください。
 

大手リクルートグループが運営する安心感のある不動産一括査定サイト

不動産情報ならSUUMOと言えるほど、不動産業界では認知度の高いSUUMOが提供する不動産一括査定サービスです。

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イエウールLP

国内最大級の不動産一括査定サイト
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不動産一括査定サイトの中では比較的新しいサイトですが、登録されている不動産会社は一番多く、選択肢の多い点が魅力です。

 

HOMES4ULP

株式会社NTTデータが運営するHOME4U

HOME4Uは、株式会社NTTデータが運営する不動産一括査定サイトです。

一部東証上場企業であり、NTT関連の会社ですので安心感があります。国内初の不動産一括査定サイトで、15年以上の運営実績があり、信頼度は抜群です。

売却査定数も累計20万件を突破していて実績も申し分ありません。

 

イエイLP

最大6社分の査定書を即日取り寄せ
可能なイエイ

イエイは、運営歴8年以上、登録不動産会社数1,000社以上、利用者数300万人以上と実績としては申し分ない不動産一括査定サイトです。

「イエローカード制度」という制度があり、利用者から苦情の多かった不動産会社は登録を抹消されますので、安心度の高い点もポイントです。

 


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